
骨董市で段ボール箱の中から救出。
見た瞬間に子供の頃同じようなセキグチの人形を
持っていたことを思い出したからだ。
持ち帰って洗ったら髪の毛の色が明るくなった。
服も洗って乾かして。
かわいいじゃない。
まだまだ、べぴんさんだ。
インスタにアップしたら、
セキグチのOGさんだったという方が
「ローラちゃん」と言う子で
「1971年頃の商品」ということを教えてくださった。
立ち姿の足の位置。
手の開き具合。
ちょっと上目遣いの瞳。
すべてが絶妙なバランスで愛らしい。
そしてとても丁寧に造られている。
ドライクリーニング洗剤できれいに汚れをふき取って、
耳の中で曲がっていた針金を丁寧に伸ばした。
ブラシをかけてしっぽと頭はほわほわに。
汚れた首のリボンも頭の花も拭くだけで、
外さず(歴史だからね)新しいリボンと花を上からつけた。

ゴミしか入っていないような箱の中から、
この子をつかんだ時に
「あ、別珍だ」と思った。
ベルベティーンでも、ベルベットでもなく、
昭和らしい別珍という言葉が自分から出たことに感動を覚えた。

終戦後に輸出用として作られたソルト&ペッパーシェイカー。
とっても小さなものです。
海を渡ってアメリカに行ってまた日本に戻ってきたのかな?
「かわいいお値段」で購入できて嬉しくなってしまっています。
それぞれに一枚ずつ値札が貼られていました。
二羽が離れ離れにならなくってよかったね。
前回の記事にしたおがくずのぬいぐるみもだけれど、
日本人ってつくづく「かわいい」ものを作り出す能力にたけているね。
先日、姉と初めて「骨董市」に出かけた。
色々と見て回って、よい思いも勉強になることも、
面白いことも、ちょっと不愉快なこともあった。
ここはなんでも100円という箱の売り場で、
もう良いものは(おそらく)買われてしまった後の、
ゴミのようなものの中から、
ゴミのような赤いうさぎのぬいぐるみを救出した。
ぬいぐるみなのに硬くてコロンとしている。
どういうものか知りたくて購入して帰宅した。
どうやら1950年頃に北関東で作られていたおがくずを詰めたぬいぐるみのようだ。
私の赤いうさぎはタグもなく有名なブランドものではないようだが、
アメリカに輸出されて一世を風靡したドリームペッツという
おがくずぬいぐるみがあると知った。
気になって本まで買っちゃったよ。
骨董の価値はわからない。
だから硬貨で購入できる生活骨董やらジャンクを購入して、
帰宅して検索を掛けてその品物の背景を知ることが今は一番楽しいのだ。
赤いうさぎのぬいぐるみはきれいにしておめかししてから
お披露目しましょう。

私はぬいぐるみの型紙も起こすのだが、
もう、これは想像を超えるバランスのある愛らしさ。
真似して作りたいよ。
(時間があればね)

朱色にマーガレットのような菊の花がかわいい。
火鉢や湯呑のあるようで、
湯呑とか小さなものが欲しいねと姉と言っているシリーズ。

裏の印は古くいもので漢字だった。
ローマ字のNoritakeしか知らなかったので、
古さが新鮮で思わず購入してしまった。

息子から贈られた花を生けた。