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リトルフットの椎間板ヘルニア闘病記

飼い犬のリトルフット(6歳10ヶ月)が2012年12月30日に突然後肢麻痺になってから、彼の入院中はひたすらネットで様々な言葉で検索をかけて情報を集めました。

リトルフットの病状、治療、回復、費用の情報が、他の飼い主さんのお役に立つことがあるかもしれません。そう考えて記録を残します。

アメリカン・コッカースパニエル
椎間板ヘルニア ハンセンⅠ型 グレード5
4週間の記録です。

                      長くなりますので
2012年12月30日 5時ごろ
この日は一日雨で散歩には行かれなかった。3時ごろにリトルフットのシャンプーをして、リビングでいつもどおり遊びながらドライヤーで乾かしていた。
部屋を歩いていたリトルフットが左足を床に付かない。そのうちにケージに入ってぺたんと両足をまっすぐ前になげだしてしりもちを付いた。リトルフットは鳴くことも吠えることもせず、呆然としているように見えた。

かかりつけのH動物病院の留守番電話にメッセージを残して返事があったのは30分後くらい。
クレートをケージの前に置いて「病院に行くよ」と声を掛けると、リトルフットは下肢を引きずって自ら中に入った。

病院の診察台にリトルフットを載せると、獣医さんが「思ったより悪いな・・・」とつぶやいた。
レントゲンを撮る。ヘルニアだったら椎間板が飛び出しているはず、と目を凝らして見た。(私自身が頚椎ヘルニアを2回過去に経験している。また、歩行障害がある家族がいるので、脊椎や神経には知識が多少ある)見つからない。獣医さんがリトルフットの足から背中を鉗子でつねっていく。胴体半分より上でも反応がない。痛みを感じていないことに私は恐ろしくなった。
精神安定剤を注射されたリトルフットはうつらうつらし始めた。
「ステロイドを三日くらい投薬すると大体の場合回復しますよ。入院で治療します。」そういわれてリトルフットを病院に置いて帰宅した。

ネットで調べて分かったこと。
コッカースパニエルが血統的になりやすいヘルニアはハンセンⅠ型で、椎間板が飛び出すのではなく破裂して脊椎のなかで神経の炎症が起きる。圧迫された神経が情報を遮断して後肢麻痺が起きる。そのまま炎症が治まらないと神経が壊死して脊髄損傷を起こす。

獣医さんは言葉にしなかったが、症状の5段階評価のうち、排尿障害を起こし、深部痛感の消失のあるリトルフットはもっとも重篤なグレード5だ。

お正月も獣医さんは夕方に必ず、リトルフットの様子を電話で知らせてくれた。期待したほど回復は見られなかった。

2013年1月4日病院が仕事始め。リトルフットのお見舞いに行く。
リトルフットは治療のために下半身の毛をバリカンで刈られていた。とても衛生的な場所で糞尿の汚れひとつないリトルフットをお見舞い。
ぴこぴこと動いてかわいかった尻尾は垂れたまま。下半身も動かない。
でも、顔はいつもどおりかわいらしくひょうきん。上半身は元気。とにかく連れて帰りたいと思った。

三日間続けたかなり強いステロイド系の点滴投薬が効かないと、次の主流な治療法は手術になるといわれた。
手術については調べていたので決して成功率が高くないと知っていた。
獣医さんも成功率は五分五分だと言った。
家族で今後の治療法を話し合うと言ってリトルフットを入院させたまま帰宅。

息子は、リトルフットが手術なしで治ると信じていた。夫も成功率の低い手術に反対した。

排便は食べると押されるように便が出て毎日あったが、排尿はたまったものがぽたぽたと出てくる状態。これでは膀胱炎を起こして腎盂炎になる。入院中はカテーテルを入れて排尿をしてもらっていた。
ネットで圧迫排尿という方法を知った(カリフォルニアの方がyoutubeに載せていた方法が表現が分かりやすかった)それで圧迫排尿とカテーテルでの排尿方法を習うことにした。

2013年1月5日リトルフットを退院させた。(入院費・治療費 114410円)
手術はせずに家で看護すると退院を伝えた。
圧迫排尿とカテーテルでの排尿方法を動物病院で習った。
私が、これが出来れば、リトルフットを家で看られると思った。
圧迫排尿は、やっているうちにおしっこがたまって「水風船」のような膀胱を見つけたら、それを手全体でつかんで前から後方に向かっておしっこを押し出すのだが、この感覚が二日ほどで分かった。カテーテルは、ビーズの仕事をしているおかげで指の感覚が敏感なおかげですぐにコツは分かった。

自分のケージに入ったリトルフットはおとなしく寝ていた。

2013年1月6日(治療費・処方費 7620円)
圧迫排尿とカテーテルでの排尿方法の学習と排尿状態の確認(エコー)のために通院。
ケージから自分からは出ようとしないが、吠えて食べ物をねだる。おなかに力が入らないせいか吠え声も小さい。
でも食欲はすごい。

処方薬:バイトリル プレドニン アリナミン ルンワン

2013年1月7日(治療費・処方費 2000円)
圧迫排尿とカテーテルでの排尿方法の学習と排尿状態の確認(エコー)のために通院。
自らケージから出てくる。前足だけで体を引きずってよってきて食べ物をねだる。

2013年1月8日(治療費・処方費 3600円)
圧迫排尿とカテーテルでの排尿方法の学習と排尿状態の確認(エコー)のために通院。
部屋の中体を引きずって私を追い回す。
一人にされたくないらしく、私がトイレに行っても必死についてくる。

2013年1月9日(T病院 診療・レントゲン 8500円)
H動物病院は定休日 
友達がセカンド・オピニオンを聞くことを勧めてくれた。車に乗せてT動物病院に連れて行ってくれた。(本当に友達には感謝している)
H動物病院では人懐こいリトルフットがT動物病院の先生に吠えて噛み付いた。リトルフットが人を噛んだのをはじめて見た。驚いた。

T病院の獣医さんはH病院の獣医さんより年長で明かに臨床経験も多い方だった。H病院の獣医さんの診断と治療は自分も同じで同じ治療ステップを進めただろうと言った。
改めてレントゲンを撮ってもらった。10番目と11番目の胸椎の隙間がない。ここの椎間板が破裂したのだろう。明らかにするにはCTやMRIを全身麻酔で受ける必要があるが、ほぼハンセンⅠ型椎間板ヘルニアに間違いないようだとの診断。
この先生もリトルフットの体温の低さ、鉗子でリトルフットの足の指を(ごめんねといいながら)ひどくつねって深部痛感の消失のある事を私に見せて手術を勧めた。この病院で手術を受けられるかと聞いたら、この先生は自分がやってもよいけれど、これほどひどいのなら日本動物高度医療センターで神経手術の専門医の手術を受けるようにと言った。手術の成功率の低さを感じた。
友達の運転する車の中で私は手術を受けさせるほうに気持ちが傾いたが、自宅で息子と夫は断固として手術に反対した。
下半身が動かないだけで本当にリトルフットは家でご機嫌に過ごしていたから、ひとりで入院させて痛い思いをさせたくなかったらしい。それにその元気さが回復に向かっていると息子と夫は信じていた。

自宅で朝晩と圧迫排尿と夜にカテーテルで尿を出した。カテーテルを尿道に入れたときにリトルフットが不愉快そうに反応した。以前はなかった反応だ。感覚が戻ってきているのだと思った。


2013年1月10日(治療費・処方費 6110円)
H病院で診察。獣医さんから診て病状はあまりよくなっていないようだが、手術はしないと決めたらならそれでよいでしょうと獣医さん。
私が圧迫排尿とカテーテルで上手く排尿させることが出来るようになったので一週間分の薬を出してもらって、15日に病院でのトリミングと診察の予約をして帰宅。

私は手術を受けさせるかまだ悩んでいたが、T病院でリトルフットがおびえて怖がっていた様子を思い出すと痛い手術と家族と離れる入院が彼の幸せではないと思えた。

今後、毎月数万円薬や治療費にかかるだろう事は夫は快諾した。
あとの問題は私がどこまで世話をしきれるかだ。
朝早く息子は登校する。その後と自分の英語塾の前3時ごろ、夜、就寝前に毎日排尿させることは時間的に出来ると判断。手術せずに家で介護することを決心した。


2013年1月11日
上半身がだいぶあがって来た。後ろ足の肉球がガザガザする。なにかクリームをつけてあげようが悩んだが、すでに強い薬を飲んでいるのでやめた。とにかくマッサージをして血行をよくしてあげることにした。

2013年1月12日
足が動くようになって来た。匍匐前進をしながら後ろ足が蹴るような動きを見せ始めた。

2013年1月13日
膝を突いて立つ。その姿のままテーブルの上の食べ物に興味をしめしてテーブルの周りを歩き回る。
ウサギのように見える。
足を動かすようになったら後足の肉球がつやつやに戻ってきた。

2013年1月14日
エサをやった時に腰をしっかり上げて数十秒立ってえさを食べた。お尻がふらついてしりもちをつく。
移動するときは前足で進むが、膝で突いてちょっとはねるように歩いてウサギみたいだ。
圧迫排尿しているのに、おしっこが漏れ始めた。

獣医さんにはじめの三日で良くならないと、次に大幅に改善が見られるのは2週間だといわれていたので、私は塾の仕事時間以外は毎日毎日とにかくリトルフットの足をマッサージした。獣医さんに習った方法だけでなく、刺激が与えられるようにお尻や尻尾もやさしくなで続けた。

2013年1月15日
エサをやると、エサの皿の前では立つようになる。
毎日少しずつ立っている時間が延びて、お尻のふらつきもなくなってきた。
前日の雪が凍って車を出せず、診察とトリミングをキャンセル。17日に再予約。

2013年1月16日
朝、圧迫排尿をするためにトイレシートの上に「おしっこ。ちっちしよう。」と呼ぶと立ったままシートの上で自分でおしっこした。
出し切らないようで、その後、ふらふら酔っ払いの千鳥足のように歩きながらおしっこを漏らす。

2013年1月17日(治療費・処方費・トリミング 20000円)
診察とトリミングにH病院に。朝も、トイレシートの上で「おしっこ。ちっち」とコマンドを出すと自分でおしっこをした。相変わらず出し切れないようで、漏らす。
おしっこを自分で出せるようになったことを報告。エコーで確認すると膀胱は空だった。

獣医さんは喜びより驚きを示した。普通は、はじめの三日間の点滴投薬でこれくらい回復するらしい。
「スロースターターなのかなぁ」と獣医さんは苦笑い。

排尿さえ自分で出来れば、今後の膀胱炎などの感染症のリスクがぐんと減る。
抗生物質とステロイドは朝だけ。あとは朝晩のアリナミンとルンワンというサプリメント。二週間分を出してもらう。

動物病院からの帰りに愛車のミニバンの後部にリトルフットが入った息子が使っていた赤ちゃん用のバスケットを置いて運転席に回ってエンジンをかけて、後ろを振り向いて「リトル、lie down」声を掛けたら、バスケットが空だった。ギョっとしたら、運転席の真後ろにいた。そこに座っているようにコマンドをだしたが、ゆれて危ないと判断したらしく、信号待ちで車が止まっている間にまた自分で後ろのバスケットに入った。(またいで入った)


2013年1月19日
尻尾をほんの少し振り出した。

日に日にリトルフットは活発に動けるようになってきている。
尻尾も振るようになってきた。以前のお尻までゆれるような振り方ではないが、本当にうれしいときには尻尾が動く。

2013年1月20日 発症から4週間目。今日は後ろ足で立って、前の足を椅子にかけてテーブルの上の食べ物をとろうと画策していた。私が彼を無視して食べ続けると立ったまま前足で私の足を引っかく。3本足でも立てているってことだ。

食欲の強さは生命力の強さの表れだね。


おしっこは今だに日に1,2回は失敗する。どうも興奮するとウレションの様に出てしまうようだ。
ウンチをするために踏ん張っていると途中でしりもちをウンチの上にする。
息子が2歳の頃のトイレトレーニングを思い出す。

現在の処方薬:シンプリセフ プレドニン(朝のみ) アリナミン ルンワン(朝夕)

後肢麻痺のままだったら車椅子を作ってあげようと思っていた。
あわてて作らなくて良かった。
春には散歩にも出られるようになるだろう。

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テーマ : アメリカンコッカースパニエル
ジャンル : ペット

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非公開コメント

こんにちは。
詳しくありがとう。
うちは小型犬ですが、参考になりました。
春が来て、元気になることを、確信しています。
春はもうすぐですよ。

Re: kirakira 様

こんにちは。
いつもありがとうございます。
こんな情報が役に立つようなことがないと良いですよね。
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SuzyHill

Author:SuzyHill
仕事と介護の合間に手芸をしたり、昭和レトロな食器を探したり。

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